昨年パリオリンピック女子MTB XCO(マウンテンバイク クロスカントリー)競技

日本代表にも選ばれた、川口 うらら選手のヨーロッパ遠征に2週間コンディショニングスタッフとして帯同してきました!

今回滞在した国はスペインとフランスの真ん中にあるアンドラという国の山間部拠点にトレーニング、レース活動を行いました。

今回は川口選手のボディーケアは勿論、トレーニングパートナーとしても今回帯同させてもらう理由の一つで、

週末のレース以外はトレーニングも共にし、練習後は疲労を残さないように入念なケアを行いました。

拠点も約2000mの高地ということもあり、景色は絶景でしたが最初の数日は酸欠気味になり自身の練習不足をとても痛感しました(笑

何だかんだあっという間に週末が訪れ、最初のレースは560km離れたスペインはビルバオで開催されたUCI国際レースに出場。

女子エリートは10名弱の出場でしたが2位と圧倒的な差をつけて優勝。

テクニカルなコースということもあり、男子と引を取らない技術を持つ川口選手にとっては自信を持ってレースに挑めたようです。

レース後、アンドラに戻り次の日から帯同最終日に行われるフレンチカップに向けてさらに強度の上げたメニューを再開。

アンドラは小さな国ではありますが、毎日ロードバイクのワールドチーム選手を見かけるほど自転車の練習環境にはとても適している環境でした。

2週目に行われたフレンチカップではXCCとXCOに両方出場の為、木曜日フランスはロン・ル・ソーニエに700km移動。

長距離移動のため疲労が残っていた事もあり、到着したその日の夜はじっくりと筋肉を伸ばし疲労感を取る事にフォーカス。

その結果次の日の試走から調子も良く挑めました。

XCCは先週優勝した際に獲得したポイントも反映され、川口選手は1列目スタート。

次の日のXCOのスタート位置を決める大事なレースで20分と短い時間ですが展開が目まぐるしく、見応えがあるのがこのレースの魅力です。

スタートから先頭グループで展開し、海外のトップ勢に食らいついていました。

結果は13位と2列目を獲得。

日曜日に行われたXCOではオリンピックメダリストも参加しており、雨でコンディションがウェットと、更にレベルの高いレースが予想されましたが、12位で完走。

本人からも調子の良さを伺えました。

そして2週間の帯同が無事終了。

遠征帯同という初めての事ばかりで、最初は不安もありましたが、沢山の事も学べたあっという間な2週間でした。

この経験は今後の活動にもいかしていきたいと思います!

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